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猫との生活

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猫との生活

猫について

猫の食事は基本的にキャットフードを主体にした方が安心です。生後1ヶ月半以降の離乳後はドライフードでも缶詰でもかまいません。どのフードにも給与する目安の量の一覧表が記載されていますので、それを基準にして調整してもらうのが良いでしょう。回数は、生後半年未満は1日3回、それ以降は1日2回が一般的です。いわゆる「猫食い」といって少量ずつを、1日中食べている猫もいますが、尿石症などの発生率が高くなりますのでおすすめはできません。

また、サバ、アジ、イワシなどの青い魚を与え過ぎてはてはいけません。これらの魚に多く含まれる不飽和脂肪酸が黄色脂肪症の原因となります。

犬は集団生活の中で複数で狩りをしますが、猫は単独で行動し狩りをします。猫は人間を群れの仲間というよりも、自分の母親のような存在として慕うと言われています。群れを作らないから他の個体と親しくしないかと言うとそうではなく、オスはたしかに独り立ちして自分のなわばりをしっかり守り他の個体、特にオスとは激しいケンカをしますが、メスは親・姉妹で共通のなわばりを持ち、仲良く暮らす傾向があると言われています。オス同士でも気が合えば仲良くできるようです。

家の外には他の猫とのケンカや交通事故、迷子になる危険などがいっぱいです。また他の猫からエイズや白血病、猫コロナウイルス感染症、伝染性鼻気管炎など、いろんな病気の伝染の可能性もあります。家族の一員として末永く健康で長生きさせるためにも、家の中で飼うようにしましょう。

猫の病気について

猫の病気について

猫の混合ワクチン

猫同士で伝染する病気を予防するためのワクチンです。子猫の場合は、母猫からもらった防御能がなくなる生後2ヶ月前後から、3~4週ごとに2回連続接種する必要があります。定期的に混合ワクチンの追加接種をすることで免疫力を維持できますので、成猫になっても1年に1回の追加接種が必要です。猫エイズにはワクチンはありませんが、猫白血病にはワクチンがありますので、感染の有無を検査した上でワクチン接種されることをおすすめします。

家の中だけで飼っているからといって安心はできません。人の手に付着したウイルスが感染しないとは言い切れないのです。特に多頭飼育されている猫や、自由外出している猫にワクチンは必須です。

混合ワクチンで予防できる病気

猫ウイルス性鼻気管炎

猫の風邪のひとつで、猫カリシウイルスと混合感染することが多く、冬に多く見られます。子猫の時にかかりやすい病気でもあります。

症状は咳、くしゃみ、目やに、発熱、食欲不振などが出て重症になりやすく、下痢などの胃腸症状が出ることも多く、多くの場合は食欲がなくなったり、食べられなくなるため急激な衰弱や脱水症状が起こり、死亡することもあります。生後6ヶ月未満の子猫などは、病気の進行が早く、死亡する危険性も高くなります。また、症状が表れなくても、猫の身体の抵抗力が衰えた時に発病することもあります。

猫カリシウイルス感染症

冬に多く見られる病気で、猫ウイルス鼻気管炎に似た風邪の症状(クシャミ、鼻水、咳、目やに、発熱)が出ます。ひどくなると、口や舌に潰瘍や水泡ができ、痛くて食べられなくなったり、大量のヨダレが出ることがあります。また、こじらせて肺炎などの症状も起こしやすいです。

最初は、食欲・元気がなくなり、じっとうずくまり動かなくなります。激しい嘔吐や下痢の症状が起こり、高熱が出ます。血液検査で、白血球数の極端な減少がみられます。嘔吐や下痢が、ひどくなると出血したような血便になり、脱水症状で衰弱してきます。妊娠中の母猫が感染した場合には、死産や流産が多く、もし出産できても子猫に先天的な異常が残ってしまうことがあります。

猫汎白血球減少症

パルボウイスルが原因で起こる伝染性の胃腸炎で、感染力が非常に強く、死亡率が高い病気。

血液中の白血球が極端に少なくなってしまうため、細菌や他のウイルスに対する抵抗力が弱くなってしまい、合併症を起こしやすくなります。

特に体力のない子猫や若い猫、ワクチンの接種を受けていない猫がかかりやすく、感染すると、急激に症状が悪化し、成猫は早期治療すれば死亡率は少ないが、子猫は、わずか1日で死んでしまうこともある、死亡率が高い恐ろしい病気です。

猫のクラミジア病

主な症状は粘着性の目やにを伴う慢性持続性の結膜炎(目の周りの腫れ)で、経過が長いのが特徴ですが、簡単に区別はできません。感染後3~10日後、通常は片方の眼の炎症から始まります。鼻水、クシャミ、咳が見られ、気管支炎や肺炎などを併発し、重症になった場合には死亡してしまうこともあります。3種ワクチンを接種している猫で、涙眼や結膜炎が少し長く見られた場合には、感染の可能性があります。

結膜炎は体力のある猫なら2~6週間で治癒しますが、慢性化したり、キャリア化(症状はないが病原体を排出する猫)することも多いです。母猫が感染している場合、子猫が眼炎、肺炎を起こし、生後数日で死亡することもあります。

猫白血病ウイルス感染症

症状は、食欲不振、体重減少、貧血、下痢、発熱、脱水、鼻水、口内炎など。免疫力が低下し様々な病気や傷が治りにくくなります。下痢がつづく、歯ぐきが白い、痩せた、元気がないなどの症状がある場合は、この病気の可能性があります。

特に貧血症状には注意が必要で、死亡原因になる場合が多いようです。主な病気は、リンパ肉腫、腎臓病、慢性口内炎、貧血、白血球減少症、流産など。増悪させる病気として、猫免疫不全ウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎、原虫性疾患など。

ひらの動物病院
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